こんにちは。就労支援事業所ミライクの山下です。
三重県松阪市で、障害者をお持ちの方に、お仕事のサポートを行っています。
前回、「障害者手帳」について解説しました。障害をお持ちの方にとって、障害者手帳を持つことで様々なサポートを受けることができます。
障害者手帳を持つことで、企業への就職時にサポートを受けられるのみならず、自治体が独自に実施しているサポートを受けることができます。
では、三重県ではどのようなサポートを受けることができるのでしょうか?
三重県での障害者手帳の申請方法と、その後に受けられる取り組みについて、ご紹介いたします。
目次(見たいところからチェック!)
三重県で身体障害者手帳を申請する方法
三重県にお住まいの方が「身体障害者手帳」を申請する方法について確認してみましょう。
身体障害者手帳の申請手順
- 障害のある本人または家族が、お住まいの市町村役場にある「障害福祉課」に相談・申請
- 市町村役場の担当者が、三重県障害者相談支援センターに情報を送付
- 三重県障害者相談支援センターの担当者が認定確認・発行 ※認定判断がつかない場合には、三重県社会福祉協議会に相談することがあります
- 障害者手帳が発行された場合、お住まいの市町村役場より、障害のある本人に交付
身体障害者手帳の申請に必要なもの
以下のものが必要です。
- 手帳交付申請書
- 指定医師が作成した「診断書・意見書」
- 写真(1年以内に撮影された上半身、帽子なし、上半身、横3cm・縦4cm)
三重県で精神保健福祉手帳を申請する方法
精神障害のある方に対して交付される「精神保健福祉手帳」の申請方法を確認してみましょう。
精神保健福祉手帳の申請窓口
申請する方がお住まいの市町村窓口となります。
三重県のホームページに、令和4年更新の窓口一覧が掲載されています。
[参考]三重県HP:https://www.pref.mie.lg.jp/SHOGAIC/HP/40462033299.htm
精神保健福祉手帳の申請に必要なもの
手続きには、以下の書類が必要です。
- 申請書
- 診断書(診断書で申請する場合)
- 年金証書・年金払戻通知書の写し・年金事務所への照会同意書(年金証書で申請する)
三重県で療育手帳を申請する方法
知的障害のある方が取得する「療育手帳」について、申請方法を確認していきましょう。
療育手帳の申請窓口
申請する方がお住まいの市町村役場の障害福祉課が窓口になります。
申請を受けた市町村役場の担当者は、申請をする方の年齢に応じて、所定の判定機関と連携します。
[17歳以下の方]申請する方がお住まいの地域の児童相談所
[18歳以上の方]三重県障害者相談支援センター・知的障害者支援課
障害者手帳が交付されるとどのようなサポート受けられるのか
三重県で障害者手帳の交付を受けると、以下のような施設に対して割引などの待遇を受けることができます。
- 公共施設
- スポーツ施設
- 映画館
- 交通機関
- 娯楽・レジャー施設
中には、施設の利用が「無料」となることもあります。
就労支援事業所ミライクが活動する松阪市内の無料施設を確認してみましょう。
三重県松阪市で「障害者手帳により無料で受けられるサービス」一覧
障害者手帳を提示することで、無料で受けられるサービスをご紹介します。
旧長谷川治郎兵衛家
(公共施設)
一般320円の入場料が、障害者本人と介護者1名が無料になります。
松浦武四郎誕生地
(公共施設)
一般110円の入場料が、手帳の提示で無料になります。
松浦四郎記念館
(公共施設)
一般310円の入場料が、障害者本人と同行者1名まで無料になります。
松阪商人の館
(公共施設)
大人の料金、160円(旧小津清左衛門家)・500円(豪商のまち松阪3館共通入館券)が、障害者本人は無料になります。
松阪市文化財センター はにわ館
(公共施設)
大人料金110円が、障害者本人は無料になります。
本居宣長記念館
(公共施設)
大人料金400円が、本人と介護者2名まで無料になります。
松阪市歴史民俗資料館
(公共施設)
大人80円が、障害者本人は無料になります。
飯高B&G海洋センタープール
(スポーツ施設)
大人210円が、障害者本人と同行者1名まで無料になります。
松阪市流水プール
(スポーツ施設)
大人(中学生以上)440円が、障害者本人と同行者1名まで無料になります。
松阪市公園プール
(スポーツ施設)
大人(中学生以上)440円が、障害者本人と同行者1名まで無料になります。
みえこどもの城
(娯楽・レジャー施設)
障害者本人と同行者1名まで、以下のコーナーが無料になります。
・1階のイベントホール(材料費は別)
・2階のプレイランド
・3階のドームシアター
まとめ
障害者手帳が交付されると、お住まいの市町村が提供する独自のサポートを受けることができます。今回は、手帳により無料になる施設を中心にお伝えしました。この他にも、交通機関は50%の値引きなど、より住みやすくなるようなサポートを受けることができます。公共施設以外にも、障害のある方の生活のお困りに対して、受けられるサービスがあります。就労支援事業所ミライクでは、障害のある方の「お仕事」に関するお困りをサポートしています。気になる方は、是非お気軽にご相談いただければ幸いです。
