就労支援事業所ミライク

ミライク

パニック障害がある方の仕事について、三重県松阪市で受けられるサポートを解説

【ポイント開設】パニック障害になったら仕事はどうする?|三重県松阪市にある就労支援事業所ミライクの取り組み

パニック障害と診断された、仕事はどうしよう。。

パニック障害でも仕事に復帰したい。三重県で受けられるサポートは?

上記のお悩み、解決します。

こんにちは。就労支援事業所ミライクの山下です。三重県松阪市で、障害者の就職をサポートする就労支援事業所を運営しています。

今回は「パニック障害」についてお話します。突然発生する強い不安や恐怖、更には息切れ、呼吸困難など、身体症状につながることもあり、当事者にとってはストレスが続きます。「仕事中に発作が出てしまうのではないか?」という不安から、お悩みの方も多いかと思います。今回は、パニック障害の方のお仕事との向き合い方について解説いたします。

パニック障害はどんな病気?

予期しないタイミングや、特定の条件下で強く感じる「不安」や「動機」「息切れ」などの症状が現れる病気です。

3つの特徴があり、「パニック発作」「広場恐怖」「予期不安」といいます。

パニック発作とは

予期せぬタイミングで不安感を感じ、動機やめまい、息切れなどの症状が現れます。極端な場合には呼吸困難となり、周囲の助けが必要となります。

症状が強いと、「死」に直面する感覚に襲われることもあり、当事者としては、常に発作の恐怖を感じることが、持続的に続くストレスとなります。

広場恐怖

自身が恐怖を感じる特定の場所が引き金となることがあります。例えば、高所、エレベーター、多数の人がいる場所、公共交通機関などが挙げられます。このことを広場恐怖といいます。

回数を重ねるごとに、屋外に出ることすらストレスとなり、自宅に引きこもるなど生活範囲が狭まることがあります。

予期不安

1度パニックを自覚すると、その時の条件を記憶します。その後、似たような条件が再現されると可能性があると、予測して発作が生じることがあります。このことを予期不安といいます。

経験が重なると、似た条件を回避するような行動様式となり、徐々に活動範囲が狭まってきます。

仕事中に発作の引き金となる状況は?

3つの特徴を踏まえると、「仕事する環境」がきっかけとなり発作が出現するケースがあります。

通勤環境

通勤環境では、公共交通機関などを利用することが多いです。不特定多数の人と接点を持つことがありますので、面識のない方とのトラブルを経験し、発作の引き金になるケースがあります。例えば、通行人から急に怒鳴られることや、駅構内の喧嘩を目撃するなどが考えられます。1度トラブルに遭遇することで、不特定多数の人が移動する環境事態に恐怖を感じることから、通勤ができなくなる事例です。

オフィスの環境

オフィスによりますが、様々な環境要因があります。例えば、高層階のエレベーターや人気の無い倉庫、資料などを保管している薄暗い部屋などが想定されます。自身が苦手な空間があると、その空間に近づくことができなくなり、業務遂行に支障が生じます。

対人関係が発生するとき

仕事では、会議やプレゼンテーションなど、大多数の前で発言する機会があります。例えば、叱責されたなどの経験から、このような場面が苦手となり、予定が決まると発作がでるなど、パニック障害の引き金になることがあります。

労働環境が過酷になるとき

仕事が忙しくなることで、残業が発生し、生活リズムが乱れることがあります。生活リズムの乱れは、ストレスとして自覚することから、徐々に「仕事=ストレス」という感覚を持ち始めます。結果的に、仕事自体がパニック障害の引き金になることがあります。

パニック障害でも仕事に復帰するために重要なことは?

パニック障害を持っていても、適切な支援を受けることでお仕事と関わることができます。対応の内、以下はとても大切な内容です。

主治医と連携する

病気について、医療の専門性を持って適切にサポートしてくれるのが主治医です。長期的にみて、患者にとっても最も大切な方向性に導いてくれます。必要に応じたお薬を処方できるのは医師だけのため、まずは主治医としっかり相談することが求められます。

自身の特性を理解する

自分自身の発作の特徴を理解することが大切です。具体的に把握することができるれば、職場や転職先などで、会社側に協力を求めることができます。可能であれば、自身の発作の特徴を文章にまとめ、会社に伝えるなどの対応をしましょう。

適切な機関で支援を受ける

自己理解を進めようと思っても、自分自身の病気の特性を正確に把握するのは難しいです。この場合は、パニック障害のある方を専門的に支援している支援機関の力を借りることがおすすめです。支援機関であれば、これまでに何十人、何百人と病気のある方を支援してきた「福祉の専門家」がサポートしてくれます。福祉の専門家により、自身の特性を理解するに当たり、客観的な意見をもらうことができます。

生活リズムを整える

適切な睡眠や食事、運動は大切です。なぜなら、生活リズムが整うことで、ストレスを軽減することができるからです。スマートホンやゲームなどで、昼夜逆転の生活スタイルになっているかたは、まずは生活習慣の見直しを図ることで、ストレス要因を軽減し、発作が出現する可能性を軽減することができます。

三重県在住でも受けられる支援にはどのようなものがあるの?

「パニック障害により現在働いていない」という場合に、どのような支援を受けられるのでしょうか?私たちが住む三重県では、例として以下の窓口がパニック障害の方に対して復職の支援を提供してくれます。

  • 就労移行支援事業所
  • 就労継続支援事業所
  • 障害者就労・生活支援センター

就労移行支援

病気がある方の再就職や転職に向けて、必要なスキルや就職のサポートをうけることができます。

施設では、仕事に生きるスキルを学ぶだけでなく、自身の体調変化を記録して客観的に体調を振り返ることができます。施設によっては、職員に医療関係者がおり、服薬の悩みや高品質な体調記録を作成することが可能です。

[ミライクの就労移行支援の特徴]

  • 管理栄養士が監修した昼食が無料
  • 看護師が在住し、体調を徹底的にサポート
  • 駅からの送迎などをサポート

就労継続支援

就労継続支援は、病気や障害のある方に対して、できることからの仕事を提供する施設です。パニック障害のある方が、いきなり企業に復帰するのではなく、自分のペースで少しずつ身体を慣らすことができます。事業所によって、実施している作業内容がことなるため、「自分にあった施設」を見つけるには、積極的に問い合わせてお仕事内容を確認することが大切です。

[ミライクの就労継続支援(B型)]

  • 地元企業と連携した豊富な仕事
  • 個々の障害者の能力に合わせて提供できる仕事

※食事や体調管理、送迎サポートは就労移行支援と同じ

三重県松阪市の就労移行支援、就労継続支援B型ならミライクにおまかせください!

ハローワーク

ハローワークには、障害者や傷病者向けの求人を専門的に取り扱う部署があり、「障害者雇用に理解のある三重県の企業」に関する情報が豊富です。例えば、「通勤が苦手」という方であれば、日頃は在宅勤務で業務可能な職種を検討してくれるかもしれません。

より効果的に活用するために、自分が就きたい仕事や自分の体調の特性、強みや弱みなどを理解することが大切です。

まとめ

パニック障害は、発作が重なるごとに生活範囲が狭まるため、早期の対策が必要です。主治医と連携しながら、仕事復帰に向けた適切な支援を受ける必要があります。三重県松阪市には、パニック障害などをお持ちの方に対して、お仕事の悩みを専門家がサポートしてくれる窓口が複数あります。「どこに相談すればいいのか分からない」「自分に何が合っているのか分からない」という方に対して、ミライクのスタッフが相談を受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。