- 障害を持っているけど、どうやって仕事を探せばいいか分からない
- 自分が仕事をできるのか不安
上記のお悩みを解決いたします。
こんにちは!就労支援事業所ミライクの山下です。三重県松阪市で、病気や怪我による障害でお仕事にお困りな方に就労支援を行っています。
今回は、三重県で障害のある方が仕事を探す方法について解説いたします。三重県内には障害者向けの仕事があるだけでなく、障害者の就労を支援している場所が沢山あります。有効に活用することで、「障害があっても仕事ができる!」を実現することが可能です。気になる方は最後までご覧ください。
※お仕事は病気の状態を踏まえて考える必要があります。現在治療中の方は、主治医にしっかりと相談の上、就労準備を進めてください。
目次(見たいところからチェック!)
障害者の働く方法
障害者が働く方法として、「オープン就労」と「クローズ就労」があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、「自分はどちらの方が向いているか」理解する必要があります。しっかりと確認しておくことで、求人の数や勤務形態が変わります。「障害があっても仕事したい!」と考える方は、知識として確認しておくことをおすすめします。
[参考]オープン就労とクローズ就労について、こちらの記事で解説しています。
障害者が働きやすい勤務形態とは
障害者でも働きやすい勤務形態にはどのようなものがあるのでしょうか?例えば、以下のようなものが考えられます。
- 在宅勤務
- 障害者雇用枠
- 就労継続支援
- 特例子会社
それぞれのポイントを見てみましょう。
在宅勤務
近年は技術の向上により、在宅で仕事をするような勤務形態が増えてきました。通勤時間を省くことで、通勤が苦手な障害者にとっては仕事を続けやすい環境になります。主に移動が大変な身体障害者などに当てはまります。ただし、以下の点に注意する必要があります。
- 家に仕事ができる環境があること
- 人目が無いため、自分でスケジュールなどを管理できること
- パソコンを使用したコミュニケーションが必要であること
在宅で仕事ができるメリットの反面、他者の目が届かないため自己管理がしっかりできている必要があります。また、パソコン上でのコミュニケーションが増えるため、チャットなどの利用に慣れる必要があります。
障害者雇用枠
ハローワークやその他の求人広告には、「一般求人」と「障害者求人」の2種類があります。障害者求人は、企業が障害者を雇用するために用意した求人であり、職務内容や勤務形態が障害者に対して作られたものになります。すでに障害者を雇用する意識のある会社であることからも、「障害」に対する理解が得られている可能性があります。必要に応じて、入社前の実習やトライアルなど、障害者が働きやすい環境を作るために、企業として色々協力してくれる可能性があります。
就労継続支援
就労継続支援に就職する方法があります。いわゆる「福祉就労」と言われるものです。就労継続支援には、施設と雇用関係が生まれるA型と非雇用で進めるB型があります。就労継続支援は、大前提として障害者が仕事を継続できる環境を用意し、事業者が行政の認可を得ます。つまり、お仕事するための配慮を当然に受けられる環境であるといえます。勤務形態や労働環境は、障害者個々の特性に応じて、整備されています。
特例子会社
特例子会社は、「企業の子会社であり、障害者雇用に特化している会社」というイメージになります。特例子会社で働いている従業員の多くが障害者であり、障害者を支援する専門の職員が配置されていることもあります。
三重県のハローワークに相談してみる
ハローワークに相談することで、障害のある方向けのお仕事が見つかる可能性があります。ハローワークには、「一般求人」と「障害者求人」の2つの種類があります。障害者求人は、一般求人と比較して、①障害のある方でも実施しやすい業務で構築されていること、②勤務形態が柔軟であること、③通院などの事情をくみとってもらえること、などのメリットがあります。インターネットからも求人票を確認することができるため、条件を指定する欄で「障害者枠」を選択しましょう。
※2022年4月25日現在で「三重県松阪市」の障害者求人は48件掲載されています
■ハローワークインターネットサービスの使い方
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
1.「求人情報検索」をクリック

2.求人区分内の「障害のある方のための求人」にチェック

3.その他、ご自身の就業条件について入力
例)就業場所や希望職種など

4.指定条件に合致する求人票が掲載されます

三重県の就労移行支援事業所に相談してみる
障害者の一般就職をサポートする機関に「就労移行支援事業所」があります。就労移行支援事業所では、障害のある方に対して、仕事に活かせる知識や技術を提供します。更に、一般就職に向けて、企業への実習やトライアルの期間を相談するなど、障害者がいきなり就職するのではなく、丁寧に準備することができます。
事業所によっては送迎や在宅支援、食事の提供、医療人材の配置など、手厚いサポートで障害者の就職を支援しています。ただし、利用期限が2年間である点に留意する必要があります。
[参考]三重県松阪市の就労移行支援事業所「ミライク」について
三重県の障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)を利用してみる
障害者就業・生活支援センター(通称「ナカポツ」)は障害のある方の生活から就業まで、一体的にサポートします。都道府県知事が指定する事業者(公益法人や社会福祉法人、特定非営利活動法人[NPO法人]など)が運営して、障害者を一体的にサポートしています。
ナカポツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
その他
近年は、「転職エージェント」と言われるような転職支援を行う会社も増えてきました。中には、障害者に特化して転職を支援する会社もあります。転職エージェントを利用することで、障害者と会社のミスマッチを防ぐようなサポートを受けることができるため、障害者でも働きやすい職場を見つけることができます。
まとめ
「障害者が仕事を探す方法」をキーワードに三重県の実情を踏まえて記事にしてみました。1つ確実に言えることは、就職するためには準備が必要で、十分な準備がない状態で就職すると、障害者求人・一般求人関係なく、早期離職の可能性があります。特に障害者にとっては、働く環境が自身の障害特性と合わない場合に「とても居づらい場所」となってしまうため、注意が必要です。しかし、地域を見てみると障害者の就職をサポートしている場所は沢山あります。まずは地域の機関を知り、問い合わせすることで就職を目指した手厚い支援を受けることができます。
私たち、就労支援事業所ミライクでは、障害のある方に対して、就職に向けた「実践的な練習」や「企業実習」を積極的に行っています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。